- かえるまた
- かえるまた【蛙股・蟇股】〔蛙がまたを広げたような形から〕(1)(「蟇股」と書く)社寺建築などで, 頭貫(カシラヌキ)または梁(ハリ)の上, 桁との間に置かれる山形の部材。 本来は上部構造の重みを支えるもの。 のちには単に装飾として, さまざまに彫刻して破風などにつけられた。 厚い板でできた板蟇股と中を透かした本蟇股とがある。(2)かんざしで, 足が蛙のまたを広げた形になったもの。(3)網地の結節の一。 結び目が締まり, ずれにくいため, 刺し網類に用いる。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.